クワガタ野外採集記(昆虫採集記)2016年【この時点までの採集で思ったこと:Shiho的見解】
先週よりご紹介しているShihoの「クワガタ野外採集記」
これまでに2回、採集に行かせて頂きました。
今回の飼育日記では、今のこの時期ならではの私の思った事を少し書いてみようと思います。
今の時期はまだ朝は涼しく、気温も真夏ほど上がりません。
ゆえに活動するクワガタも全体的にまだまだ少ない状態にあると思います。
それは採集方法にも多少なりですが影響が出て来ます。
敢えて言えば、今の時期はまだ全体的に見て、
蹴り採集は効率性が悪いように感じます。
蹴り採集で採れるのは主にノコギリクワガタやミヤマクワガタが主になります。
今の時点ではまだ時期が少し早いせいかまだ発生も少なく、木を蹴ってもまだノコギリクワガタやミヤマクワガタほとんど落ちて来ません。
今のこの時期から活動を活発に開始しているのは、
オオクワガタ
ヒラタクワガタコクワガタ
スジクワガタ
ネブトクワガタ
などの、ウロ(穴)や樹皮裏などに潜む黒色系クワガタが主。
勿論、コクワガタやヒラタクワガタ等も木を蹴って落ちてくる場合はありますが、どちらかというとウロ(穴)や樹皮裏などにいることの方が多い傾向が強いです。
※場所や環境により異なる傾向があります※
※あくまでも私の採集フィールド(九州)での傾向です※
そういった意味では、まだ今の時期は、ある程度チェックする木を絞って採集をしてみると良いかもしれません。
今の時期で念入りにチェックしたい木はズバリ、
・ウロ(穴)がある木
・樹皮めくれがある木
ですね。
木のウロ(穴)
樹皮がめくれている場所に潜むヒラタクワガタ
しかしいつどのタイミングでノコギリクワガタやミヤマクワガタが多く発生し始めるかは分かりません。
またコクワガタやヒラタクワガタも数が多くなって来れば、ウロ(穴)や樹皮裏には先に大型の個体などが入ってしまい、その結果、隠れる場所がなくなり、樹上に集まり出す場合もあります。
それゆえ、今の時期は
・時間が無い時は、木をある程度絞って採集。
・時間がある時は、どの木もまんべんなく採集。
こんな感じでやってみてはどうでしょうか?
しかし、上記でも書きましたが、地域によっては既にノコギリクワガタやミヤマクワガタが出始めている場所もあるかもしれません。いえ、実際にあるようです。
勿論そういった場所では、勿論蹴り採集も絡めて採集を行うのが良いと思います。
あくまでも私が通うフィールドを基準にお話ししておりますので、ご参考程度に読んで頂ければ幸いです。
皆様の採集ライフが充実したものになりますように、心よりお祈り申し上げます。
※ 採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、 無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)
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